福祉職場に働くあなたへ

　「子どもが大好きだから」「お年よりの笑顔に苦労がふきとぶから」「障害をもつなかまの生きる力の強さにはげまされるから」。そんなとき自分の豊かさがためされ、“わたし、がんばる”と思える。

　でも、もっと人手がほしい。あたりまえの賃金がほしい。リフレッシュできる自分の時間がほしいというのも、ホンネ。職場にうずまく悩みを要求に変え実現していくそのカギは、まずあなたが組合づくりに、その一歩を踏み出すことです。

　是非、福祉保育労に結集しましょう。福祉保育労の活動は、以下のとおりです。

　本格的な高齢化と少子社会の到来で広がる介護要求や障害者の願い、子育ての要求をはじめとする国民の切実な福祉要求の実現をめざして活動しています。

　国・自治体の責任のもとで運営されてきた措置制度をなくしてしまう動きが強まっていますが、国民的な運動で焦点の保育措置制度を守るとともにあいつぐ費用負担の強化、福祉の産業化に反対し、公的福祉制度の抜本的拡充を求めています。

　世論の高まりで１９９３年４月に厚生省から福祉人材確保対策の基本方針が打ち出されたのをご存知ですか。私たちは、指針で示された「公務員の賃金水準」「完全週休二日制の普及」など、長年遅れたままになっていた賃金・労働条件の抜本的な改善をめざす取り組みをすすめています。

　笑顔で安心して長く働きつづけたい。福祉職場で８割を占める女性が、健康に働きつづけながら、子どもを生み育てられるよう、母性保護の充実、育児・介護休暇の制度化・取得保障などを要求し、健康で働ける職場環境づくりをめざしています。笑顔とゆとりのある職場づくりのカギは、職員の大幅増員です！