各国との関係悪化（アジア諸国からの孤立）

　首相の靖国参拝には、中国・韓国をはじめ、アジア諸国は、反対と抗議声明をだし、中国と韓国にあたっては、小泉首相の靖国参拝にあたり、強い対応策を検討とすると表明しています。靖国参拝が日本と近隣諸国との関係悪化をもたらすのはさけられない情勢になっています。

　タイの英字紙ネーション（７月３１日）は、「小泉首相の人気が高くても、アジア地域との関係を促進できなければ、日本の外交やその他の活動は大きな混乱に陥るだろう。日本の利益はこの地域に存在しているのだからだ」と、首相の靖国参拝が日本とアジア諸国の関係を悪化させると警告し、中国の人民日報電子版（８月９日）は「もし我意をはって靖国参拝をするのなら、日本はアジアの孤児になる」と忠告しています。

　今まで、記載したようにアジア諸国から強い反対があったなかで行われた小泉首相の靖国公式参拝は、国民の利益に逆行したものであり、景気が回復するわけはないのです。だからこそ、小泉首相は、日米の首脳会談でアメリカとともに戦争に近付ける「ミサイル防衛」計画に協力を表明し、その準備として、各米軍基地や自衛隊の基地を強化しているのです。